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視覚障害(見えない人)を体験できるダイアログ・イン・ザ・ダークとは?

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視覚障害(見えない人)を体験できるダイアログ・イン・ザ・ダークとは?

視覚障害者(見えない人)は世界をどのように見ているのか?

視覚障害見えない人を体験できる施設ダイアログインザダーク

先日、目の見えない人の世界を体験できる施設『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』を体験してきました。

小説新人賞を目指す私は、いま『見えない世界』を題材にした小説を書いている最中です(2017年7月現在)。

そんな私が体験してきた『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』を元に、『見えない人』の世界についてレポートします。

なお、本ブログでは視覚障害者関係の書籍執筆の第一人者、伊藤亜紗さんに倣い『視覚障害者』及び『見えない人』という表記をいたします。

視覚障害(見えない人)を体験できる『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』とはどんな施設なのか?

私が視覚障害(見えない人)を体験できる施設『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』を体験するのは実は2回目。

今回(2017年7月)、この施設を訪れた最大の理由は、外苑前会場が惜しまれつつも2017年8月で閉鎖となるため。

最後の外苑前会場を体験してきたのです。

視覚障害見えない人を体験できる施設ダイアログインザダーク看板

『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』は月ごとにテーマが変わります。

外苑前会場最後のテーマは『出発』。

外苑前会場の閉鎖は決して『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』の終焉ではない、新たな道への『出発』なんだという思いが込められているのでしょう。

『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』の体験は1回およそ90分。

『アテンド』と呼ばれる『見えない人』を暗闇の先導役として、進んでいきます。

体験者は私を含めて6名、アテンドのジョニー(ジョニーですが女性です(^^;)について暗闇を進んでいきます。

最初はまず少し明るいところで『白杖』と呼ばれる杖の使い方の説明から。

『白杖』は暗闇での我々の『目』の役目を果たします。

続いて顔ははっきり見えないくらいの薄暗い部屋で参加者同士の自己紹介。

暗闇で迷子にならないためには、声を出して『自分はここにいるよ』アピールをすることが大事になります。

視覚障害見えない人を体験できる施設ダイアログインザダーク入り口ドア

それぞれの名前を覚えたらいよいよ暗闇の世界に進んでいきます。

扉をくぐると、そこはまさに真っ暗闇。

目が慣れるということもなく、本当に『何も見えない』世界が広がります。

頼りになるのは『みんなの声』と『白杖』から伝わってくる感覚、そして『視覚以外のすべての感覚』です。

トンネルを進んだり、橋を渡ったり、見えない世界をビクビク、ワクワクしながら進んでいきます。

そんな中、最も頼りになるのはアテンドと参加しているみんなの声。

真っ暗闇の不安の中、みんなの声がとても力になるのです。

道を進んでいくと波の音がする空間に出ました。

そこは船の上なのか? 小高い丘の上なのか?

見えないので、はっきりと『これだ!』と言えないのですが、『芝生のようなもの』の上に腰を下ろして、みんなで会話を始めました。

会話のテーマはもちろん『出発』。

私とお話しさせていただいた方は、最近地域の合奏団に入ったという女性。

学生の時以来、数年ぶりに大好きなアルトサックスを吹いているそうです。

まさに新たな「出発」ですね。

もちろん私は、約1年前から櫻井秀勲先生の小説家養成講座に入って、新人賞を目指していることをお話しさせていただきました。

最後は食堂に入ってささやかながらお酒とお菓子で乾杯。

当然、テーブルもイスも、お酒もコップも、お菓子もお金も何も見えません。

それでもすべての注文が間違いなくがみんなの下に届きます。

私が頼んだのは『冒険』という名のワイン。

妻が『出発』という名のワインを頼んだので、お互い飲み比べようという話になりました。

恐らくですが、『出発』が赤ワイン、『冒険』が白ワイン。

ワイン好きの妻でも、さすがにブドウ品種まではわからなかったようです。

出てきたお菓子は『おっとっと』(私が当てました(^^♪)。

この形は『ヒトデ』だ、この形はいったいなんだ? とみんなで当てっこをするのが楽しかったです。

そんな感じで楽しく進んでいく暗闇体験。

90分があっという間に過ぎていきます。

実は数年前に初めて参加する際に妻を誘ったときは、お化け屋敷みたいに怖いところじゃないかとビクビクしていたようなんです。

それが『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』初体験後は、妻も大絶賛。

次いつ行く? みたいな感じで、完全にはまってました。

視覚障害(見えない人)を体験する理由とは?

『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』で視覚障害(見えない人)の体験をする目的、理由って何だと思いますか?

もちろん、『見えない人』と同じ体験をして、普段の生活でどんな風に彼らが困っているのかを知る、ということがあります。

しかし、そんな堅苦しく考えなくてもいいのではないかと、私は思っています。

純粋にイベントとして、真っ暗闇の世界を楽しむ。

そんな気持ちで参加するのもありだと思います。

どんな気持ちで『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』に参加しても、最終的にはどんな人も『優しい気持ち』になれることでしょう。

なぜなら、そこには『お互いが助け合わなければ先に進めない』という事実が厳然と存在しているからです。

そんな中で、お互いがいがみ合うなんてことは絶対に起きません。

ぜひ、あなたも『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』を体験してみてください。

視覚障害(見えない人)を体験できる施設『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』のこれから

視覚障害(見えない人)を体験できる施設『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』の外苑前会場は2017年8月でいったん終了します。

しかし、『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』自体がこれで終わってしまうわけではありません。

大阪には『対話のある家』という名で、同趣旨の会場がありますし、他の地域でも単発のイベントとして何度も開催されています。

元々ドイツ発祥の『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』は既に世界中で開催されているので、これでお終いということは絶対にありえません。

いつかまた、別の形で新たな『出発』が見られることを期待しましょう。

視覚障害(見えない人)を体験できる施設『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』まとめ

視覚障害(見えない人)を体験できる施設『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』、いかがでしたか?

あなたも参加してみたくなりましたか?

外苑前会場以外も含めて、すべて下記のページから情報を得ることができます。

まっくらやみのエンターテイメント、ダイアログ・イン・ザ・ダーク。五感の喜びと、コミュニケーションを。

あなたもぜひご参加ください。

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