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吉川英治の『宮本武蔵』、リピート必至の歴史書の名作

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吉川英治の『宮本武蔵』、リピート必至の歴史書の名作

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こんにちは、じゅんです。

今回紹介するのは、前回の『三国志』に引き続き、吉川英治の『宮本武蔵』です。

この本を何度読み返したのだろう

吉川英治の小説宮本武蔵全6巻

私が生まれた時には、もうこの世の人ではなくっていた歴史本の大家と言えば『吉川英治』。

吉川英治のの著書は、前回紹介した『三国志』もそうですが、何度も読み返したくなってしまうパワーが漲っています。

⇒ 歴史小説ファンなら吉川英治の『三国志』は絶対読むべし

『宮本武蔵』もそんなパワーを秘めた珠玉の一冊。

何度も何度も読み返したので、冒頭の写真のようにもうボロボロです(^^;

宮本武蔵のように生きられたら最高!

『宮本武蔵』の話を読んだことの無い人は、『刀1本で生き抜いた英雄』だとか、佐々木小次郎との巌流島決戦で遅刻して相手を苛立たせた上で倒した姑息な男』なんていうイメージを持っているのではないでしょうか?

しかし、吉川英治の『宮本武蔵』を読むと、宮本武蔵の人間らしい面がクローズアップされていることが分かります。

時代に翻弄されながら、悩み、葛藤し、不器用に生きる。

そう、歴史に名を残した、あの『宮本武蔵』でさえ、死ぬまで悩み続けていたのです。

『宮本武蔵』が何に悩んでいたかというと、剣の道のこと以外に、『人間関係』、特に女性と子供。

アドラー心理学からいうと、至極当然の悩みですね(*^_^*)

物語の中には、お通や城太郎という人物が登場し、その二人が宮本武蔵をずっと慕い続けます。

しかし、当の宮本武蔵はそんな二人にも、心を開くことができないでいる。

孤独で生きてきた宮本武蔵は極端に人と接することが苦手だったんですね。

ことに女性の前では普段の勇ましい姿はすっかり陰に隠れてしまいます。

剣術のこと以外は全て不器用、でもその剣術に優れていたから、名を残せたのでしょう。

一途だったからこそ、宮本武蔵は宮本武蔵になれた

剣術に優れていたからと言って、全ての勝負に勝ったわけではないし、全ての勝負を正々堂々と戦ってきた訳ではない。

周りにほだされていつの間にか勝負することになってしまった戦いもある。

佐々木小次郎との巌流島決戦なんて、そもそも宮本武蔵は望んでなかった筈。

でもすることになってしまった。

そしてたまたま勝ってしまった。

人生なんてそんなものなのかもしれませんね。

これをやるぞ、と言ってその目標に向かって進んでいても、時の流れで方向を狂わされ、気付いてみたら別の場所に辿り着いていた。

そんな時の流れに翻弄されながらも、歴史に名を残すことになったのは、ある一つのことに『ブレ』が無かったからでしょう。

宮本武蔵にとって、それは『剣の道に生きる』という信念。

『7つの習慣』で言えば、これが宮本武蔵の『ミッション』だと言えます。

その『剣の道に生きる』というミッションに忠実に従って生きる。

果たしてどれだけの人が、一つの信念に基づいて一生を生きられているでしょうか?

私も然りです。

よし、これからも『みんなに死ぬ間際に幸せだったと感じてもらえる』べく、ブログ・書評を書き続けるぞ。

あなたも、『宮本武蔵』を読んで、ぜひ心新たに誓える何かを見つけてください(^^)/