シェアする

東野圭吾の暗く重い作品ならこれ 書評『さまよう刃』

シェアする

東野圭吾の暗く重い作品ならこれ 書評『さまよう刃』こんにちは、じゅんです。

包丁

今回の書評は人気作家東野圭吾さんの作品です。

その東野圭吾さんの作品の中で私が一番好きな『さまよう刃』を紹介します。

東野圭吾の代表作の数々

東野圭吾さんの代表作を1つ挙げよ、と言われても1つに絞れない、それだけ数多くの傑作を世に送り届けている作家です。

ドラマ化、映画化でシリーズすべての作品が大人気の『ガリレオシリーズ』、第1作目の『卒業』から『新参者』、『麒麟の翼』とやはり人気の高い『加賀恭一郎シリーズ』、単発物でも『白夜行』や『天空の蜂』等々全て挙げていたらきりがありません。

たくさんの作品が映画化やドラマ化され、本を読まない方でも東野作品のファンだという方もいるのではないでしょうか?

東野作品の中で最も重く暗い作品

そんな数多い東野圭吾作品の中でもひときわ異彩を放つのが、『さまよう刃』です。

どの辺が『異彩を放っている』かというと、とにかく暗い、これでもかこれでもか、っていうくらい暗いんです。

『白夜行』も暗かったですが、『さまよう刃』の方が更に何十倍も暗いです。

なんせテーマが一人娘を殺された父親の復讐劇、ですから暗くならない訳がないんです。

私には子供がいる訳ではありませんが、主人公の長峰の気持ちがすごく分かる気がします。

きっと愛する、何の罪も無い娘を殺されたら・・・

周りからは温厚で通っている私ですが、長峰と同じ行動をとるかもしれません。

東野圭吾作品に共通して言えることは、描写が本当にリアル。

それだけにこの重く暗い感情までもがずっしりと読む者に伝わってきます。

映画版もおすすめ

この作品、もちろん映画化もされています。

主人公の長峰を抑えた演技で見事に寺尾聡が演じ切っています。

小説を原作した映画の場合、中には小説の雰囲気を壊してしまっている作品も多く見受けられますが、この作品は2時間の中で、それなりに上手くまとめられていたと思います。

もちろん小説の方が、その世界観、雰囲気、緊張感は映画よりも断然上なので、映画だけ観たよ、と言う方はぜひ次は小説を読んでみることをお勧めします。

東野圭吾作品の真骨頂、ぜひ一度は読んでみて下さい。