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書評『風が強く吹いている』 箱根駅伝題材の青春小説、ランナーなら絶対読むべし

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書評『風が強く吹いている』 箱根駅伝題材の青春小説、ランナーなら絶対読むべしこんにちは、じゅんです。

湘南国際マラソンフィニッシュゲート

今日は久々に小説を紹介します。

箱根駅伝がテーマの青春小説

今日紹介するのは

国語辞典作りの奮闘を描いた名著『舟を編む』で

2012年本屋大賞を受賞し話題になった

三浦しおんさんの青春小説

『風が強く吹いている』

です。

三浦しおんさんの作品の特徴は

何と言っても、絶妙な人物描写。

『舟を編む』の主人公『馬締光也』は

絵に描いたような真面目人間で

読みながら『クスッ(爆笑ではない)』としてしまう

場面がたくさんありました。

『風が強く吹いている』でも、

その卓越した人物描写は健在

(というか、こちらの方が『舟を編む』より

5年も前の作品ですが)で、

特徴的なキャラクターばかりで

派手さは無いけど、最初から最後まで

楽しめる作品です。

箱根駅伝に出場したい思い一心で

メンバーを集める主将の『ハイジ』、

所属していた陸上部の勝利至上主義の監督と

そりが合わず、問題を起こし、

陸上界から距離を置こうとしていたエースの『かける』、

マンが大好き『王子』に

陸上経験の無い黒人留学生『ムサ』、

その他にも、こんなのが本当に走れるのか?

というメンバーばかりで、ある意味『有り得ない』

話と思われるかもしれません。

しかし、読んでいると、『全く有り得ないことでもないかも』

と思えてくる、そのストーリー展開は

さすが三浦しおんさん、という感じです。

スポーツには『才能』と『努力』両方必要

努力』さえすれば、スポーツで一番になれる。

そう信じたい人はたくさんいます。

しかし、そんな人たちの希望を打ち砕くようなことを

ここで断言したいと思います。

スポーツでトップを取るには『才能』が必要です。

しかし、プロの世界やオリンピックに出場するような人たちは

皆『才能』ある人たちばかりなので、

真の一番になるためには、

その中で『努力』する必要があります。

この物語では、駅伝出場には人数の足りない

弱小大学陸上部で、『才能』がありそうな

メンバーを集め、集まったメンバーで『努力』をして

箱根駅伝を目指します。

ランナーにとっては、練習法や襷の受け渡し、

普段の食事等参考になることも多いので、

もしあなたが『マラソン』好きなら、

読むこと必須です。

勿論、『風が強く吹いている』を読んでから

ランニングを始めるのも有りですよ。