シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

書評『もしも遠隔操作で家族が犯罪者に仕立てられたら』- 冤罪はもはや他人事ではないのかもしれない

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 1

書評『もしも遠隔操作で家族が犯罪者に仕立てられたら』- 冤罪はもはや他人事ではないのかもしれないこんにちは、じゅんです。

ネットワークイメージ

私の本業はエンジニアなのですが、ネットワーク系やセキュリティ系の仕事には携わったことが無いので、その手の話しには詳しくありません。

恐らく今日紹介するこの物語の主人公石野拓巳は私に近い感じの人間なのではないでしょうか。

この本はサイバー犯罪だけでなく、警察、司法の怖さがひしひしと伝わってきます。

日本は冤罪を生みやすい体質という事実

今日紹介する本はこちらの『もしも遠隔操作で家族が犯罪者に仕立てられたら ~ネットが生み出すあたらしい冤罪の物語』です。

この本、実はブグログのプレゼントで1年程前に当たったものなのですが、他の本を優先してしまって積読になってしまっていました。

せっかく当ててくれたのに申し訳ありません<m(__)m>

凄く衝撃的な一冊でした。

この物語はフィクションではあるのですが、遂最近話題になったパソコン遠隔操作事件も多かれ少なかれ似たようなところがあったのだと思います。

被害者の家族が立ち上がり、犯人を追いつめた、っていうのは流石にフィクションだと思いますが、犯人に仕立て上げられた人が『自白』をさせる為に何カ月も拘置され、『自白』を促す為にありもしない情報をマスコミにリークし『仕立て上げられた犯人』を追い詰めようとする。

もちろんその家族も追い詰められる。

マスコミを信じ過ぎるきらいのある日本人は、SNSを使って『仕立て上げられた犯人』やその家族を誹謗中傷する。

この本を読んで初めて知ったことなのですが、日本で逮捕された人の不起訴率は50%そこそこらしいのですが、驚くべき事実として起訴された人が有罪になる確率はほぼ100%らしいのです。

この率はなんとナチスドイツやスターリン時代のソ連を超えているらしいのです。

袴田事件だとか東電OL殺人事件とかあったように日本では冤罪事件がかなり多いと言われています。

リクルート事件なんかは国内最大の冤罪事件だとか、鈴木宗男元議員のように完全に仕組まれたものも数多くある訳で、これがいつ自分に降りかかるかと思うと怖くなってきます。

最近では林真須美死刑囚が無実を訴え再審請求をしていますが、その過程で、死刑確定の決定的証拠とされたヒ素に含まれていた不純物は警察の捏造だったことが発覚したりしています。

「和歌山カレー事件」で、殺人に使用されたヒ素の鑑定担当者 「証拠捏造」で退職 和歌山県警科捜研

サイバー犯罪はそんなに難しくないらしい

この本にはもちろんサイバー攻撃のやり方なんてのが書かれている訳ではありません。

ただこの手の攻撃はちょっと齧ったことがある人ならそんなに難しくないらしいです。

確かにDoS攻撃なんて一ヶ所に大量にデータを送りつければ良いだけなので、そんなに難しくなさそうな気がしますね。

私はもちろんPCにもスマホにもタブレットにもアンチウイルスソフトは入れてますが、それだけではこの手の犯罪は防げません。

まあ言われてみれば確かにそうなのですが、アンチウイルスソフトで防げるマルウェアはは既知のものだけ、未知のものは当然防ぎようがありません。

犯罪に使われるようなマルウェアは大量にばら撒かれるものではなく、ピンポイントで狙われる可能性が高いので、未知である可能性が高く、成り済ましなんてのも簡単に出来てしまうらしいです。

正直こういうのを読んじゃうと怖くなってきちゃいますね。

もし自分がこういったことに巻き込まれた時の為にも、知識を持っているのと持っていないのとでは大違いです。

この物語の主人公のように他の人たちに助けてもらう為にも、この本を読んである程度の知識を蓄えておくことをお薦めします。

もし宜しければフォローして下さい(^_-)-☆

  • facebook
  • twitter