こんにちは、じゅんです。
これまでのオリンピックが残してきたものには、2020年の東京が見習うべきもの、見習ってはいけないもの、参考にするもの、繰り返してはいけないもの、様々あったと思います。
今日は日本で行われたオリンピック以外でどんなものがあったか紹介したいと思います。
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世界に見るオリンピック・レガシー アジア編
今日は『第2章 世界に見るオリンピック・レガシー』を見ていきたいと思います。
日本以外のアジアで行われたオリンピックから紹介したいと思います。
実はアジア圏のオリンピック、『成功』「失敗」の2つに分けられるとしたら、『成功』したと言えるものが多いのが特徴だったりします。
1988年に韓国で行われた『ソウルオリンピック』は史上最大の『黒字オリンピック』として名を残しました。
商業的に大成功し、その後の韓国の経済成長に寄与した部分が大きいと言われています。
しかしこの行きすぎた商業主義により、近年主要競技がアメリカのゴールデンタイムに強引に合わせられる等弊害も出てきています。
2000年にはオーストラリアのシドニーでオリンピックが行われました。
かつての『白豪主義』に対して、先住民族のアボリジニと白人がこのオリンピックを機に和解をするという、いわゆる『平和オリンピック』として歴史に刻まれました。
南北朝鮮が『コリアチーム』として参加したり、インドネシアの占領から独立したばかりの東ティモールの参加があったりと『平和』が強調された大会となりました。
ここ最近ロシアやイスラム圏で戦争が繰り返されているだけに、日本の力だけではどうしようもありませんが、『平和』なオリンピックが実現できるようにして欲しいですね。
またこのオリンピックから『ボランティア』の存在が大きくなってきたそうです。
行きすぎた商業主義からの脱却、ボランティアの台頭というのは日本も見習うべきところがあるのではないでしょうか。
そしてまだ記憶に新しい2008年に行われた『北京オリンピック』。
テロやデモの拡大が事前から心配されたものの、大きなトラブルなく終了し、『成功した』オリンピックだと言われています。
ただ、この時に作った『鳥の巣』等の会場や住宅が今現在ほとんど使われていない状態になっているものが多く、いわゆる『レガシー』という部分で考慮が足りていなかったオリンピックだったということができるかもしれません。
日本はこれを反面教師とすべきでしょう。
そう言えばくちぱく少女とか人工降雨ロケットとかも話題になりましたね。
明日はアジア以外のオリンピック・レガシーについて考えていきたいと思います。